新機種は来ないので旧機種を買うことにした

 

4月25日に注文した OM SYSTEM OM-1 の納品が『6月上旬以降』つまり1か月以内には納品されないことが分かった。買うことにした理由をいろいろ書いたが、6月中旬以降いつになるか分からないということになると、北海道のベストシーズンが半分以上終わってしまう可能性がある。注文をキャンセルして、すぐ入手できる1代前の旧機種を買うことにした。こちらは現品があり、石狩に数日で届く。

OM SYSTEMS(旧OLYMPUSカメラ部門)の先代機種はOM-D E-M1 MarkⅢになるが、4K 60fpsの動画が撮影できないので対象にはならない。したがって必然的にPanasonicの先代機種LUMIX GH5M2に決まってしまう。これは4K 60fpsの動画が撮影でき、本体重量はOM-1より128g重い727gである。カメラ本体とレンズが連動した5軸手振れ補正が効くようにするには、レンズも連動するLUMIXにする必要がある。

常用ズームレンズにはLEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.を買った。12-60mm(フルサイズ35mm換算24-120mm)なので、当初予定していた12-100mm超高倍率ズーム(フルサイズ35mm換算24-200mm)と広角側は同じだが、望遠側は6割しか寄れない。マイクロフォーサーズ望遠端60mmが常用であれば十分といえるかどうかは使ってみなければ分からないが、それで満足するしかない。

望遠端の焦点距離が6割になった分良いこともある。まず、レンズ重量は約6割強の320gになって241gも軽い。カメラ本体が128g重くなったがレンズが241g軽くなって総重量は113g軽くなった。最短撮影距離が20cmで(45cmより)更に近くに寄れるようになり、最大撮影倍率も(0.42倍から)0.6倍にぐっと大きくなった。つまり小さいものにより近づいて大きく撮ることができる。明るさ(最大口径比)はF2.8-4.0で(F4.0通しより)広角端がかなり明るいので、近接撮影はより背景がボケやすくなるだろう。

カメラとレンズは連動5軸手振れ補正に対応し、OM-1(5軸8段)にそれほど劣らない手振れ補正(5軸6.5段)を実現できる。それほど劣らないのではないかと思うが、期待通りかどうかは実際に使ってみなければ分からない。また少し残念だが「置きピン」はできない。親指フォーカスかタッチフォーカスでフォーカスポイントをさっと動かせば同じようなことができるかもしれない。以前はYouYuber愛用カメラナンバーワンと言われていたが、フォーカスの遅さが指摘されてきた。わたしには遅いのはそれほど問題ではないが、当然迷ったり甘かったりは困る。改善されたように言っているが使ってみなければわからない。フォーカスがビシッと合えば定評あるライカレンズだから映りはこちらの方が良い可能性がある。

価格は、レンズ91千円+旧機種本体186千円の計277千円で、注文していたOM-1レンズセット345千円より68千円(20%)安くなった。それで望遠ズームレンズLUMIX G VARIO 100-300mm / F4.0-5.6 II / POWER O.I.S.56千円と、高速書き込み(250Mbps)ができる64GB SDカード12千円計68千円を買うことができた。この望遠ズームレンズはフルサイズ35mm換算200-600mmでいずれ買おうと思っていたものだが、本体を旧機種にしたことで追加支出なしに同時購入できた。本体をGH5M2に変えたのでこのレンズも本体連動5軸手振れ補正6.5段になる。フルサイズ35mm換算で120mmと200mmの間が空白になるがそれほど大きな問題ではないだろうと思う。むしろ遠くのものを映したいときは積極的にレンズを交換する動機になり、望遠ズームレンズをより活用することになると思う。

今回の買い物で付与されるポイントでレンズ保護フィルター2枚を追加購入できるだろう。

とにかく来週から新しいカメラを使えるようになるのはとても嬉しい。

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